スーパーEデッキ床屋根用建材デッキプレート日鉄建材株式会社

デッキ合成スラブは、デッキプレートとコンクリートが一体化して応力に抵抗し、剛性に優れた経済的な工法で広く普及しています。
スーパーEデッキは、板厚1.0mmの追加、耐火補強筋不要耐火認定の取得、山上60mm最軽量1時間耐火認定（Eco60）の取得と、経済性とエコロジーを追求し、進化を続けています。

Eco60はEZ50を用い、山上コンクリート厚さを60mmとした最軽量の床1時間耐火構造認定です。
従来の耐火構造に比べ、山上コンクリート厚さが20mm低減され、床自重で約50kg/m²の軽量化となります。

品名	標準品（2 山品）	幅調整用製品（1 山品）	エンドクローズ形状	溝部の換算スラブ厚さ
EZ50 EZ50-S				24mm
EZ75 EZ75-S				36mm

*1 1ｍ² あたりの塗装（耐火被覆）面積は、EZ50,EZ50-S[1.4ｍ²]、EZ75,EZ75-S[1.5ｍ²] です。

品名		板厚 (mm)	製品質量						断面性能(1m幅あたり)
			亜鉛めっきなし^*1		亜鉛めっき^*2(Z12・K12)		亜鉛めっき^*2(Z27・K27)		断面二次モーメント (cm⁴/m)	正曲げ用断面係数 (cm³/m)	負曲げ用断面係数 (cm³/m)
			単位質量 (kg/m)	m²当質量 (kg/m²)	単位質量 (kg/m)	m²当質量 (kg/m²)	単位質量 (kg/m)	m²当質量 (kg/m²)	断面二次モーメント (cm⁴/m)	正曲げ用断面係数 (cm³/m)	負曲げ用断面係数 (cm³/m)
EZ50 EZ50-S	2山品	1.0	-	-	6.60	11.0	6.76	11.3	57.2	22.0	22.0
		1.2	7.70	12.8	7.85	13.1	8.01	13.4	67.9	26.2	26.2
		1.6	10.2	17.0	10.3	17.2	10.5	17.5	88.8	34.3	34.3
	1山品	1.0	-	-	3.36	11.2	3.44	11.5	57.2	22.0	22.0
	1山品	1.6	5.14	17.1	5.21	17.4	5.30	17.7	88.8	34.3	34.3
EZ75 EZ75-S	2山品	1.0	-	-	7.16	11.9	7.34	12.2	136	35.0	35.0
		1.2	8.36	13.9	8.52	14.2	8.70	14.5	162	41.7	41.7
		1.6	11.0	18.3	11.2	18.7	11.4	19.0	213	54.8	54.8
	1山品	1.0	-	-	3.63	12.1	3.72	12.4	136	35.0	35.0
	1山品	1.6	5.58	18.6	5.66	18.9	5.75	19.2	213	54.8	54.8

*1 亜鉛めっきなしの材料を使用する場合は適切な防錆処理を行って下さい。デッキプレート裏面に JIS K5621(2008) ４種の防錆性を有した塗料を塗装した製品も用意しています。
*2 耐久性の観点からめっき製品をお薦めします。特に外部に面する用途にご使用の場合は、Z27または、スーパーダイマをお薦めします。
ただし、めっき製品であっても、使用環境によっては発錆のおそれがあります。

※ ⇒ 認定書のダウンロードはこちらを御覧下さい。

EZ50

2時間耐火

1時間耐火

耐火区分認定番号		使用条件			断面条件					接合仕様			標準^*8 仕様書タイプ
		支持条件	許容^*1 スパン (m)	許容^*2 積載荷重 (kN/m²)	デッキ板厚 (mm)	コンクリート		ひび割れ^*4 拡大防止筋	耐火補強筋	頭付きスタッド	焼抜き栓溶接	発射打込み鋲
		支持条件	許容^*1 スパン (m)	許容^*2 積載荷重 (kN/m²)	デッキ板厚 (mm)	山上厚さ (mm)	Fc (N/mm²)	ひび割れ^*4 拡大防止筋	耐火補強筋	頭付きスタッド	焼抜き栓溶接	発射打込み鋲
床2時間 FP120FL-	9108	連続	2.7	式1^*3	1.2 1.6	普通95 軽量85	18～24	φ6-100×100 D10-200×200	不要	○	○	○	A
	9114	単純	2.7	式1^*3	1.2 1.6	普通95 軽量85			D13^*5	○	○	○	A
	0183	単純連続	2.7	4.4^*11	1.0 1.2 1.6	普通85			不要	○^*7	×	×	B
床1時間 FP060FL-	9096	連続	3.0	式1^*3	1.2 1.6	普通80 軽量80	18～24	φ6-150×150 D10-200×200	不要	○	○	○	A
	9102	単純	2.7	式1^*3	1.2 1.6	普通80 軽量80	18～24	φ6-150×150 D10-200×200	D13^*5	○	○	○	A
	0066	単純連続	3.0	3.5	1.0 1.2 1.6	普通80	21～24	φ6-150×150 D10-200×200	不要	○	○	○	B
	0079		2.7	5.4			18～24			○	○	○
	0104		2.5	7.0						○^*7	×	×
	0090		2.5	3.5		普通60				○	○	○	C

EZ75

2時間耐火

1時間耐火

耐火区分認定番号		使用条件			断面条件					接合仕様			標準^*10 仕様書タイプ
		支持条件	許容^*1 スパン (m)	許容^*2 積載荷重 (kN/m²)	デッキ板厚 (mm)	コンクリート		ひび割れ^*4 拡大防止筋	耐火補強筋	頭付きスタッド	焼抜き栓溶接	発射打込み鋲
		支持条件	許容^*1 スパン (m)	許容^*2 積載荷重 (kN/m²)	デッキ板厚 (mm)	山上厚さ (mm)	Fc (N/mm²)	ひび割れ^*4 拡大防止筋	耐火補強筋	頭付きスタッド	焼抜き栓溶接	発射打込み鋲
床2時間 FP120FL-	9108	連続	3.6	5.4	1.2 1.6	普通95 軽量90	18～24	D10-200×200	不要	○^*7	×	×	A
	9108	連続	3.4	式2^*3		普通90 軽量85		φ6-100×100 D10-200×200	不要	○	○	○
	9114	単純	3.4	式2^*3		普通90 軽量85		φ6-100×100 D10-200×200	D13^*5	○	○	○
	0103	単純連続	2.5	6.0	1.0 1.2 1.6	普通90	18～24	φ6-100×100 D10-200×200	不要	○	○	×	B
床1時間 FP060FL-	9096	連続	3.6	4.4	1.2 1.6	普通90	18～24	φ6-100×100 D10-200×200	不要	○^*7	×	×	A
	9096	連続	3.4	式2^*3		普通80 軽量80		φ6-150×150 D10-200×200	不要	○	○	○
	9102	単純	3.4	式2^*3		普通80 軽量80			D13^*5	○	○	○
	0073	単純連続	3.4	3.5	1.0 1.2 1.6	普通80	18～24		不要	○^*7	×	×	B
	0078	単純連続	3.0	5.4	1.0 1.2 1.6	普通80	18～24		不要	○	○	×	B

* 1 許容スパンは、鉄骨梁で支持する場合はその芯間距離とし、RC梁で支持する場合は梁の内法寸法として下さい。
本表の許容スパンは耐火認定上の条件です。施行時の許容スパンを別途ご確認下さい。
* 2 許容積載荷重は全荷重（固定荷重+積載荷重）からスラブ自重を差し引いた数値です。
* 3 式 1：W₁=5.4×(2.7/L)²、式 2：W1=5.4×(3.4/L)²、ただし、W₁：許容積載荷重 (kN/m²)、L：支持スパン (m)、また、W₁ の最大は 9.8kN/m²とする。
* 4 鉄筋比はデッキプレート山上のコンクリート断面積に対して0.2%以上として下さい。特に増打ちをする場合はご注意下さい。
* 5 耐火補強筋（D13）をデッキプレートの各溝中央にかぶり厚さ40mm、梁との定着長さ150mmで配して下さい。
* 6 上記耐火認定に適合しない場合は吹き付けロックウール被覆耐火構造認定を適用して下さい。
* 7 頭付きスタッドは径16mm以上、ピッチ300mm以下として下さい。
* 8 スーパーEデッキの設計・施工標準仕様書上部にA～Eの記載があります。ご使用の耐火構造認定に合った仕様書をお使い下さい。
* 9 スラブ自重が2,730N/m²を超える場合は、超えた重量分を許容積載荷重から差し引いて下さい。

EZ50-S

2時間耐火（普通コンクリート）

耐火区分認定番号		使用条件			断面条件					接合仕様			標準^*8 仕様書タイプ
		支持条件	許容^*1 スパン (m)	許容^*2 積載荷重 (kN/m²)	デッキ板厚 (mm)	コンクリート		ひび割れ^*4 拡大防止筋	耐火補強筋	頭付き^*6 スタッド	焼抜き栓溶接	発射打込み鋲
		支持条件	許容^*1 スパン (m)	許容^*2 積載荷重 (kN/m²)	デッキ板厚 (mm)	山上厚さ (mm)	Fc (N/mm²)	ひび割れ^*4 拡大防止筋	耐火補強筋	頭付き^*6 スタッド	焼抜き栓溶接	発射打込み鋲
床2時間 FP120FL-	0198-1	単純連続	3.0	式3^*3	1.0 1.2 1.6	普通80	18～24	φ6-150×150 D10-200×200	不要	○	×	×	E
床2時間 FP120FL-	NEW 0213	連続	2.0	22.3^*9	1.0 1.2 1.6	普通80	18～24	φ6-150×150 D10-200×200	不要	○	△^*7	×	E

*1 許容スパンは、鉄骨梁で支持する場合はその芯間距離とし、RC梁で支持する場合は梁の内法寸法として下さい。本表の許容スパンは耐火認定上の条件です。施工時の許容スパンを別途ご確認下さい。
*2 許容積載荷重は全荷重（固定荷重+積載荷重）からスラブ自重を差し引いた数値です。
*3 式3：W₂=99.7/L²-Wdl　ただし、 W₂：許容積載荷重 (kN/m²)、L：支持スパン (m)、Wdl：スラブ自重（仕上げ等含む）を表す。
また、W₂＋Wdl の最大は 24.92kN/m² とする。
*4 鉄筋比はデッキプレート山上のコンクリート断面積に対して0.2%以上として下さい。特に増し打ちをする場合にはご注意ください。
*5 上記耐火認定に適合しない場合は吹付けロックウール被覆耐火構造認定を適用して下さい。
*6 頭付きスタッドは径16mm以上、長さ80mm 以上、ピッチ300mm以下として下さい。
*7 中間梁との接合については、焼抜き栓溶接も適用可能です。
*8 EZ50-S の仕様は、スーパーＥデッキ設計・施工標準仕様書タイプＥをお使い下さい。
*9 スラブ自重が 2,610N/m² を超える場合は、超えた重量分を許容積載荷重から差し引いて下さい。

EZ75-S

2時間耐火（普通コンクリート）

2時間耐火（軽量コンクリート）

注）上記のグラフはデッキプレート板厚を 1.0mm、山上コンクリート厚さを 80mmとした場合です。
スラブ自重が異なる場合は別途、許容積載荷重表をご確認ください。

耐火区分認定番号		使用条件			断面条件					接合仕様			標準^*8 仕様書タイプ
		支持条件	許容^*1 スパン (m)	許容^*2 積載荷重 (kN/m²)	デッキ板厚 (mm)	コンクリート		ひび割れ^*4 拡大防止筋	耐火補強筋	頭付き^{*6 スタッド}	焼抜き栓溶接	発射打込み鋲
		支持条件	許容^*1 スパン (m)	許容^*2 積載荷重 (kN/m²)	デッキ板厚 (mm)	山上厚さ (mm)	Fc (N/mm²)	ひび割れ^*4 拡大防止筋	耐火補強筋	頭付き^{*6 スタッド}	焼抜き栓溶接	発射打込み鋲
床2時間 FP120FL-	0178-1	連続	3.6	式4^*3	1.0 1.2 1.6	普通80	18 ～ 24	φ6-100×100 D10-200×200	不要	◯	△^*7	×	E
	0187-1	単純	3.2						不要	◯	×	×
	NEW 0222	単純	3.2～ 3.6						D13	◯	×	×
	NEW 0196	連続	2.4	19.5^*9		軽量80			不要	◯	△^*7	×
	NEW 0215	単純連続	3.6	式5^*3		軽量80			D13	◯	×	×

* 1 許容スパンは、鉄骨梁で支持する場合はその芯間距離とし、RC梁で支持する場合は梁の内法寸法として下さい。
本表の許容スパンは耐火認定上の条件です。施行時の許容スパンを別途ご確認下さい。
* 2 許容積載荷重は全荷重（固定荷重+積載荷重）からスラブ自重を差し引いた数値です。
* 3 式4：W₁=132.5/L²-Wdl（W1+Wdl の最大は23.0）、式５：W²=126.4/L²-Wdl（W²+Wdl の最大は21.94）
ただし、W= 許容積載荷重（kN/m²）、L= 支持スパン（m）、Wdl：スラブ自重（仕上げ等含む）（kN/m²）
* 4 鉄筋比はデッキプレート山上のコンクリート断面積に対して0.2%以上として下さい。特に増打ちをする場合はご注意下さい。
* 5 上記耐火認定に適合しない場合は吹き付けロックウール被覆耐火構造認定を適用して下さい。
* 6 頭付きスタッドは径16mm以上、長さ110mm以上、ピッチ300mm以下として下さい。
* 7 中間梁との接合については、焼抜き栓溶接も運用可能です。
* 8 EZ75-S の仕様は、スーパーＥデッキ設計・施工標準仕様書タイプＥをお使い下さい。
* 9 スラブ自重が2,440N/m²を超える場合は、超えた重量分を許容積載荷重から差し引いて下さい。