日鉄建材株式会社（代表取締役社長：新城晃）（以下、日鉄建材）は、柱はりノンダイアフラム接合部材『NDコア』のうち、柱サイズ□400mm用の「ND400」について、製造方法および使用材料を変更し、490N級のはりまで適用範囲を拡大します。

　NDコアは、熱間成形された山形鋼やみぞ形鋼を組み合わせて構成した厚肉角形鋼管によるノンダイアフラム形式の柱はり接合部材で、鉄骨はりの取り付け位置に必要となる通しダイアフラムや内ダイアフラムを使用することなく鉄骨はりを直接接合することが可能です。これにより溶接箇所は従来工法の1/2～1/3程度に削減可能で、鉄骨加工の中で最も手間を要する柱はり接合部の加工工数を大幅に軽減することができ、同時に溶接部の検査数も削減できることが特長です。
　ND400用のみぞ形鋼は、これまで日本製鉄株式会社東日本製鉄所（鹿島地区）で製造しておりましたが、生産体制の見直しから、みぞ形鋼を製造していた大形ラインが休止したため、材料及び製造方法の見直しが必要となりました。そこで、製造方法を4枚の厚板を組み合わせた溶接四面ボックスタイプに変更し、更に使用材料をTMCP325B（F値325N/mm2）へ変更することで、490N級のはりを適用可能にしました。
　設計方法については、現行と同様にBCR295及びSTKR400の角形鋼管柱との組み合わせで構造評定を取得しており（CBL SS008-19号）、現行の設計のまま新形状に置き換えることも可能です。また、名称は『ND400』から『ND400P』へ変更いたします。

　 新形状につきましては2025年10月1日より製造を開始いたします。現行仕様の在庫終了時点で新形状へ順次切り替えていきますので、ご理解の程宜しくお願いいたします。

（※「NDコア」は、日鉄建材の登録商標です）

【ニュースリリースPDF】　ダウンロードはこちらをクリック

【本件に関するお問い合わせ先】　
　　　日鉄建材株式会社　建築技術部 商品技術室 　
　　　TEL：03-6625-6150