日鉄建材株式会社（代表取締役社長：中川智章）は、鋼製スリットダムA型と鋼製スリットダムB型の2つの既存技術を体系的に統一化した新たな土石流・流木捕捉工として鋼製スリットダムAB型を開発し、2022年4月より販売開始しました。

　これまで土石流・流木捕捉工の主力商品であった鋼製スリットダムB型は、1976年国内で初めて開発された鋼製スリットダムA型の改良型であり、開発されてから多くの施工・捕捉実績を有し、長年にわたり土砂災害の防止・減災に貢献してきました。その鋼製スリットダムB型が、近年の激甚化する土砂災害状況に鑑み、鋼製スリットダムAB型としてバージョンアップしました。

　鋼製スリットダムAB型は、既存技術に比べて保有耐力および土石流越流時の礫群の衝突に対する安全性が向上した構造で、経済性にも優れた商品となっており、2022年1月31日付で一般財団法人砂防・地すべり技術センターの建設技術審査証明書を取得しています。

　近年頻発・激甚化する土砂災害に対し、被害を重篤化させる土石流・流木を効果的に捕捉する鋼製透過型砂防堰堤が果たす役割は、更に大きなものとなっています。当社では今後も、鋼製スリットダムAB 型をはじめとする幅広い防災商品により、土砂災害による被害の防止に貢献してまいります。

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